幸区の定期調律に伺いました。

 

▪️9月3日

川崎市の幸区まで定期メンテナンスに伺いました。今回で3回目のご依頼です。

いつもありがとうございます！

ピアノはヤマハのU1Gというモデルで製造から50年以上経過しています。

昨年弊社で消耗部品の修理をしていますので、まだまだ今後も使える状態です。

ほとんど大きな問題はないのですが、この時期もの凄い湿気ですので、一本だけハンマーの戻りが悪い箇所がありました。

※打鍵していない状態です。

かろうじて音は出ていますが、ハンマーが完全に戻らないため強打鍵ができません。

この時期よくみられる症状なので、きちんとメンテナンスする調律師であれば、調律の際に直してあげます。

大体の場合、センターピンという金属ピンを交換すれば解消されるのですが、今回は木部が原因でした。湿気で木が膨らんだようです。

ヤスリで少し削って整えたら問題なく動きました。センターピンももちろん交換しています。

 

ちょっとしたことですが、音色やタッチに大きく影響するので毎年のメンテナンスで点検します。

よく、不具合がないので今年は調律をされないという方がいらっしゃるのですが、調律よりもこういった部品点検が大切なのです。

2、3年調律しないだけでも、最悪の場合全てのセンターピンを交換しなければならないこともあります。

 

その他、以前修理した鍵盤のクロスを再調整したり、鍵盤下の埃を清掃したりしましたが、どれも大切な作業です。

 

年数は経っていても、定期的に調律されているので、良い音でした！

今後ともどうぞよろしくお願い致します！

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