■5月14日(土)
今日はかなり湿度が高かったですが、皆さんのピアノの調子は如何でしょうか?
もしお部屋の湿度が70%以上になっているようでしたら、要注意です。
1年中この時期の湿度からあまり変化しないのならまだ良いのですが、
冬なると湿度が30%以下になるご家庭もあります。これだけ変化してしまうと、湿気により膨張した木材が冬に一気に縮んでネジが緩むだけでなく、木が割れてしなう恐れもあるのです。
そのため、最近見るピアノは調律するためのチューニングピンが緩くなってしまっているケースが多い気がします。緩くなると調律の保持ができなくなり、調律してもすぐに音が狂ってしまいます。特に年数が経っているピアノや、移動してピアノの環境が急に変わる場合には注意が必要です。実際、ピアノを運んでから調律が不可能になってしまうということも稀にありますので、それだけピアノは繊細な楽器ということなのです・・・。
可能であれば、ピアノを運ぶ前に一度調律師がお伺いして、状態の点検をさせて頂くことが理想です。弊社では特にお勧めさせて頂いていますので、是非ご検討下さいませ。
さて、先日伺ったお客様宅での作業について書きますね。
毎年お世話になっている藤沢市のお客様で、このピアノも低音弦が少し緩みやすくなっているため心配しておりましたが、今回は湿度がちょうどよかったのか、チューニングピンのトルクがあり、問題なく調律ができました。冬の乾燥だけご注意して頂けたらと思います。
二年前に消耗してしまったハンマーフェルトを加工して音色を整えましたので、今回もとても良い音を奏でていました!
メンテナンスは調律だけしていても良い音には良くならないので、毎年少しずつ調整したり、部品を変える必要があります。
今回もハンマーフェルトに少し針を入れて、音の伸びを良くしてあげました。
硬くなった音を不快に感じるお客様も結構いらっしゃいますので、こういった作業が大切です。
カワイのUS-50という、大型譜面台が付いたモデルです。
羨ましいくらいに良い音のするピアノでした!
今後ともどうぞよろしくお願いします。
しばらくメンテナンスしていない・・・、これからピアノを使いたい!
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