■9月14日
午前中は横浜市磯子区の中学校へ、修理のため部品のお預かりに伺いました。体育館にあるグランドピアノなんですが、ヤマハの古いピアノで湿気影響によりハンマーがほとんど動かない状態となってしまっておりました。
鍵盤の調整・錆落としからハンマーのセンターピン交換・ハンマーフェルトの加工まで、みっちりと作業させて頂く予定です。
きっと修理後は格段に弾きやすくなると思います！
午後は定期的にご依頼頂いております八王子市のお客様宅へ伺いました。
ピアノは東洋ピアノさんが昔製造していたFRITZ KUHLA（フリッツクーラー）というブランドです。個人的にはとても重厚感があり、音色を聴いていて飽きが来ないとても良いピアノと思っています。
しかし置いてある場所が湿気やすく、今回は2年ブランクのため少々ハンマーの動きが悪い箇所が出てきていました。ピアノ用乾燥剤の効果は半年～１年ですので、デリケートなピアノは必ず1年以内に変えた方が良いです。
調律しているときに明らかにハンマーの戻りが悪くなってしまっている箇所は、作業の中で交換させて頂きました。3本ほど交換し、元通りスムーズに動くようになりました！
その後はいつものように内部清掃もして、とりあえずは問題なく完了！
お客様にはフリッツクーラーは年に１度のメンテナンスが非常に重要だということを改めてお伝えしました。
調律後の音をとても気に入って下さって、ありがとうございます！
それにしても・・・調律していて、フリッツクーラーにしかない不思議な音色がするなあぁと感じます。
特にユニゾンを調律しているときに音がぴったっと合った瞬間に、「ここだ！」というキラキラした音が出るんです。本当に楽器は生きているんだと感じる瞬間かもしれませんね。
しばらくメンテナンスしていない・・・、これからピアノを使いたい！
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