YAMAHAセミコンの整音作業

■7月2日

横浜市の小学校にあるセミコンサートのメンテナンスに伺いました。

弊社は毎年横浜市の小・中学校、高等学校・幼稚園などの公共施設より300校以上の調律をご依頼頂いております。

今回のセミコンも2月の学校繁忙期に調律伺いましたが、音楽の先生がピアニストということもあり、

整音作業（音色の調整）に伺いました。

ピアノを弾ける人ほど、音に対するご要望が多くなります。

 

そもそも調律師の作業は、大きく分けて3種類あります。

①調律

音程を合わせる作業です。お客様のほとんどは1年に1度、こちらをご依頼頂きます。

チューニングピンを回して、弦の張り具合を調整し音程を合わせます。

 

②整調

内部のアクション（機械）・鍵盤などのタッチに関わる調整です。

弾き心地を軽くしたいとか、重くしたいとかも整調である程度調整可能です。

 

③整音

ピアノの弦を打っているハンマーフェルトを加工して、音量や音色を調整することです。

例えば音が大きすぎる、キンキンする、もこもこ（響かない）するといった場合に、ご希望の音色に近づけることができます。

今回のセミコンもかなり年数が経っている寄贈ピアノなので、ハンマーフェルトがだいぶ消耗しており、音色にばらつきがありました。

ピアノはヤマハのC.S.です。

ハンマーフェルトをやすりで削ったり、針を刺したりして調整します。

結構時間がかかってしまったのですが、無事に作業は完了し、先生にも喜んで頂きました！

ご自宅のグランドも気になっているところがあるそうで、近々点検させて頂く予定です。

（※今までは他社さんで作業されていたとのことです。)

 

 

写真で奥行き感が出せないのはアングルの問題かと思いますが、、撮り方が下手ですみません。。

 

■ヤマハC.S. 整音作業後の音