■10月5日
午前中は定期的にご依頼頂いている神奈川区のお客様宅へ定期調律に伺いました。
昨年はコロナのため自粛しておりましたので、こちらからは調律のご案内ができず2年ぶりのご依頼です。
ピアノはヤマハのYU50という、比較的新しいモデルとなります。
ちなみに10年ほど前にサイレント機能を後付けしているピアノです。
サイレント機能が付いていると調律が少しやりづらいのですが、ヤマハの純正の場合はすぐにストップバーを外すことができるので、外して作業します。
外してしまえば、普通のアップライトと同じように調律ができます。
アクションを取ったので、今回はまず内部の清掃から始めました。
特に順序は関係ないのですが、私の場合時間配分を考えていつもは調律から始めているのですが、今回は内部清掃から始めた方が効率が良いので、先に清掃からです。
ヤマハ純正のサイレントの場合、鍵盤の裏側にセンサーの部品があるので、鍵盤を分解するときはいつもと違う置き方をします。
鍵盤下は埃が溜まりやすいですが、とても綺麗な状態でした。防虫剤もいつも入れているので、全く問題ありません。3年程前に鍵盤ピンは研磨済みで錆もほとんどありません。
その後、ネジを締め直したり、音色のばらつきを少し整えてから調律を始めました。
2年ぶりでしたので少々調律の狂いはありましたが、ピッチは442Hzのまま変わっておらず、
1度の調律で音程が合いました。空調もあり、設置環境が良いようですね!
ペダルも綺麗な状態でしたが、少し曇っていたので磨き直してみました。
いつもメンテナンスされている状態の良いピアノであれば、外装磨きにも時間を掛けられます!
外装パーツを組み立て後、サイレントの動作確認をして完了です!
かなり音がクリアになり、オクターブなど快適にお弾き頂けると思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
午後からは新規のお客様宅へグランドピアノの点検・お見積りにお伺いしました。
15年ほどブランクがあるピアノを新居に運んでこれからお弾きになるということです。
このような、しばらくメンテナンスしていなかったピアノをこれから弾けるようにしたいというご依頼は、
調律師としても大変やりがいのある仕事ですし、ありがたいです。
お見積りというのも簡単ではなく、部品の状態を点検し、今後のことを考えてご案内しなければならないため慎重に行います。調律師はお客様と長いお付き合いになることもあり、大切なピアノをメンテナンスさせて頂くため責任を持って担当しなければなりません。
今回点検した結果、しばらくピアノを蓋を開けていらっしゃらなかったそうで、内部に錆・カビなども多く見られ湿気の影響を受けしまっている状態でした。幸いなことに弦の状態は良く、現状でも良い音が出ていましたので、修理をすればさらに良い状態にできることを確信致しました。
部品交換・錆落とし等のご案内をさせて頂き、現在ご連絡待ちとなっています。
ご依頼の際は丁寧な作業を心掛けておりますので、是非ご検討いただけましたら幸いです。
しばらくメンテナンスしていない・・・、これからピアノを使いたい!
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