工房修理(鍵盤ブッシングクロス貼替え)

■7月11日

 

先日は工房にてグランドピアノの鍵盤ブッシングクロス貼り替えを行いました。

鍵盤のクッションとして、左右のがたつきを抑えるために貼ってあります。(写真:赤いクロス)

長年使用することでクロスが摩耗したり、湿気の多い場所では虫害でボロボロになってしまっていることもあります。

クロスはバランス側(表)とフロント側(裏)の2か所あります。

一度全てのクロスを蒸気で剥がして、元々ついていた接着剤を除去したあとに新しいクロスを貼らなければならないので、それなりに時間は掛かります。

こちらがバランス側です。貼り替え用の治具を入れて圧着します。

昔の鍵盤は横からクロスを通して貼り替えますが、最近の鍵盤は上から通すタイプに変わっているようです。

 

 

こちらがフロント側。バランス側は一本ずつやっていく必要がありますが、

フロントはまとめて何本も貼り替えができます。

 

 

今回はドイツ製の高級クロスを使用しました。見た目も綺麗になります。

 

この後、鍵盤を支えているキーピンを磨いて汚れを落とした後に、鍵盤を戻して調整を行いました。

最後の鍵盤調整はタッチや音色に関わる大変重要な作業となります。

鍵盤がスムーズ動くことで、音色も断然良くなります!

 



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